距離とリズム [2000.07.29]
今日はわが町南行徳の隣町、浦安の花火大会でした。
浦安まで行くのはめんどくさかったので、南行の海辺で見ました。
3[Km]くらい先でやってる花火は、遠くてもそれなりに迫力もあり、派手な場面になると一般人は「おー」と歓喜の声をあげていました。卓球に言わせると「アッパーなら何でもOK!」ってなことになりそうですが、まぁそんなことはどーでもよろし。
皆さんご存知のように、音の速度は、光の速度に比べて遅いです。だから、3Kmも離れていれば、当然花火が開花したのを視認するのに送れて音が聞こえます。
確か、音速は340[m/s]くらいだったと思うので3[Km]離れていると、光の速度を無視した場合、約9[s]ほど遅れて音が聞こえることになります。
時は折りしもフジロック。野外爆音パーティーです。遮る物のない場所で爆音が流れているわけなので、かなり遠くからでもその音を認識することが出来るでしょう。
ふと、その音がミニマリスティックなテクノサウンドだった場合のことを考えてみました。
音源より離れた位置で聞こえる音があり、その音源に向かって進んだ場合、音速と自分の進む速度との相殺が起こり、BPMが変わるのかな?仮に自らの速度が音速だとすると、過去から現在のすべての音が同時に聞こえるのかな?という好奇心が芽生えました。

いろいろ検証した結果、これはドップラー効果と呼ばれる現象で、皆さんおなじみの救急車が通り過ぎるときの音の変化のアレのことでした。
BPMはもちろん変わります。音源までの距離を N、音源に近づく速度を v、音速を Sとすると、単位時間あたりに聞ける音の総量は、

N / ((S + v) / S) [s]

となり、仮に音源から340[m]離れた地点から、音速で音源に近づくと、1[s]で2[s]分の音が聞けることになり、つまりはBPMが2倍になります。
僕が踊るとき、8泊のリズムで9回ステップするのはコレが原因か否かの検証はまだ済んでいません。

また、逆に音源から遠ざかると、昔の音が聞けるのか?音速で音源から遠ざかれば、無限に音が聞こえるのか?といった疑問も生まれました。
結論としては、音速以上の速度で音源から遠ざかっている最中は逆回転再生されているように聞こえ、移動を停止すれば昔の音が聞こえるようになります。音速の2倍の速度だと、丁度逆回転になります。
もうひとつの無限に音が聞こえるかという疑問の答えは否で、音は時系列に沿った情報であり、ある点を観測した場合は単なる点でしかありません。この場合の音の総量は無限大になります。そこに無限に音はあるけれども、音としては無効な状態です。

みなさん、出来るだけ音速以上の速度を出して踊ってみてください。同じ音を2回聞くもよし、半分の時間で倍踊るもよし。違った楽しみ方が出来るはずです。
テトリ